生きているゴースト

 「もういい。お前の一生懸命とやらには、何の価値も無いことがわかった。
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 何度目かの、
 
 Omegaの
 
 
 
 HatoriAnnaはOmegaに倒された……。
 
 
 その絵を拝見して、どなたなのかしら、と思ったり、その絵柄はアア確かに覚えあり、ああ確かにあなたはあなたなのですね、と鳩が心をときめかせて(ときめく:古語で、時勢に乗って幅を利かせること)いたら、
 
 おばちゃん投げレンジャーかよ。
 
 ピンナップ頼もうかなあ(BNOの)とボンヤリ思っていたところなのでありがとうございます……。とりあえず、右クリック→名前をつけて保存。
 
 
 折角の機会ですから周知させていただきますと、鳩は、やはり他人には興味がありません。
 
 自分にしか、興味がありません。それがゆえに、他人の目に映る自分の姿を気にするのです……。
 
 鳩は、誰かに迷惑をかけたと言う事実ではなく、それによる醜聞と、悪い評価と、そして僅かな罪悪感を恐れ、他人に配慮するのです……。断じてその方のためではなく。
 
 なので、本人から「気にしていない」と言われれば、それはとてもありがたいことです。
 
 ……疚しいことまで言わせてもらえれば、「誰かに大丈夫だよと言ってもらう為のエントリだったこと」も、白状いたします……。
 
 そんなに気にしないでいいよ、と、痛ましく思って欲しい、という欲望があったことを否定しませんしその意図を多分に含んで書いたつもりです……。
 
 鳩のエントリは、基本的になんらかの反応を待つ「釣り」です。
 
 疑似餌はありませんが、食いついて欲しいとは思いながら書いています。
 
 純粋に喜びです。釣られてありがとう、ではなく、鳩に目を向けてくださったことをありがとう、そして、それが好意に基づくものだということにありがとう。
 
 鳩は、この感謝の気持ちのために、生きている……。
 
 
 
 
 これはこちらも、返すべきを返さねば。
 
 JAMProjectの「Protect You」を聞きながらお送りします……。
 
 
 祝賀会が終わった後、エデンは傍らに居た自称護衛の姿を捜していた。
 
 「パティ様!?」
 
 遠く往来に消えそうなその後姿に、何とか間に合った。パトリアンナは振り向き、そして、ひょい、と手を挙げてまた、歩いていった。
 
 「おい、おいおい。」
 「かっこよく去ろうなんて思わないで下さいよ?」
 
 息を切らせながら、エデンはパティの腕を掴んでいた。
 
 「しかしお前……。」
 「護衛を申し出て下さった以上は、全うして、いただきます。」
 
 衆目が向いている。
 民に近い護民官の姿を知っているものは多い。当然、この往来にも。
 
 「……。」
 
 パトリアンナが決まり悪く頭をかき、その顔をエデンがじっと見つめる。真剣な顔で。
 
 「……かっこよくなんか、ないだろ?」
 
 やっとこ搾り出したセリフがそれだった。アンナの言葉に、エデンは飽くまで真摯に応える。
 
 「かっこよくありたいと?」
 
 またアンナの目が泳ぐ。
 
 「いつぞや、わたしに言ってくださった言葉を信じるなら。
 あなたはこの程度で揺らぐような方ではないと思っています。
 貴族の悪口が何だと言うのです。パティ様は正に、その貴族の方々のために戦い功を収めたではありませんか。」
 「それはお前が言っちゃいけない言葉だろうが。エデン。」
 
 アンナは女性にしてはそれなりの長身だ。見下ろすとは行かないが、真正面からエデンの目を見つめる。
 
 「そういうあたしたちの世界に、なるたけ他人を入れないようにするのが護民官の仕事だろう?違うかい?」
 「あなたは自分が特別であるとでも?」
 
 エデンも抗する。温厚なエデンにしては珍しいことだ。
 
 「あなた『も』、わたしが守るべき、民の一人です。わたしがこの領の護民官をおおせつかっている限りは。」
 
 見つめる。
 
 ああ、その目だ。その目が、そう。お前とあたしの違いなんだよ。
 
 アンナは顔をしかめた後、すぐに笑った。
 
 「はは、は、ああ。あんたは正しい、そうさな。あたしも政治的に動かれたら、ぐしゃりと粉微塵だ。そんなもんさね。」
 「わたしは、」
 「大丈夫だよ心配すんな。
  顔は覚えた。これでも物覚えはいいんだ、あたし。
  次は、あたしの顔が見られないように動けばいいのさ。」
 
 え?とエデンは戸惑うが、アンナは得体の知れない笑みを浮かべたまま続ける。
 
 「あたしにとっては、依頼が全てだ。冒険者だからね。信頼が第一。任務遂行が第一。
  しくじっちまったから、今度は取り戻さなくちゃいけないってだけよ。」
 
 アンナが酒場を指差した。
 
 「一杯やって落ち着いたら、あんたとワンド子爵様に相応しいあたしになるためのことを考えるさ。今回の屈辱、それすらも逆手に取って、皆の度肝を抜く為の。
 凄く、凄く集中するからさ。
 ……ジャマすんなよ?」
 
 エデンは思わず噴出してしまった。
 強がり半分、本気半分。
 その虚実定かならぬ所を歩いている、目の前の傭兵の姿が、酷く頼もしく、また、道化師染みて見えた。
 
 「失礼致しました。」
 「そうさ、このままで終わらせるものかよ……。この、『投げレンジャー』様がね。
 暫くは近寄らずに居ようぜ、お互いにな。お互いの、仕事のために。」
 「……そうですね、お互いの、仕事のために。」
 
 エデンは、にこりと笑った。それはいつものエデンの笑顔。誰にでも分け隔てなく慈愛と憐憫を注げる、稀有なる才。
 それをみてアンナも、ぐ、と笑った。強い笑み。よし、という、笑い。
 
 「あたしはあんたが守るべき民で、あたしは、金のある限り従う傭兵だ。
  あたしの失敗はあたしのもの。誰にも渡さない。ただ、それだけだ。」
 「近く、酒場で同席できるようになればよいですね。」
 「当たり前だ!そのためにこれから骨を折るつもりなんだからね!」
 
 はっはっはっは!楽しそうに笑うアンナに、人々の視線が集まる。
 そんな笑いが、ぴた、と止んで。アンナは静かに言った。
 
 「……なあ?
 死んでも死に切れない魂がゴーストになるって言うが。」
 「は?」
 「だとしたら、生きている人間の中にはそのゴーストって奴がいることになるな。
  まだ死んでないゴースト……
  それこそ、そいつを生かしている、死なさずに居るゴーストが。」
 「魂、スピリット、霊魂、様々な言い方は、ありますが……。」
 「この世にしがみついているのは。
  生きているのが楽しいからなんだよな、きっと。」
 「……ええ。」
 「あたしのゴーストが言うんだよ。『もっと戦え』って。挫けてる場合じゃないだろうってさ。だから。」
 「ええ。」
 「『行くよ』。あたし。大丈夫さ。」
 「『行ってらっしゃいませ』。お早い御帰還でありますことを。」
 
 とりあえず一杯引っ掛けてからだけど。
 そう言って笑って手を振るアンナを、エデンも笑って見送った。
 
 そして、次の仕事の算段を頭の中で整理し始めた。
 
 まだ、道は長く。果ては見えない。
 
 
 ところでその絵、下半身に下着を着用していなバウアー!(伏字(神の御意思))
 
 
 
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