続・戦のリビドー

 「フニャチンとののしってもセクハラじゃない。なぜだ。
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 崑崙商会ではまだ福袋売ってました。
 
 ソニックナックルと風神拳げっと。
 
ソニックナックル
種別:ナックル
EP:2
威力:4
防御力:0
解説:
オーパーツ
プラスチックのような質感の丸みを帯びた水色のグローブ。念じることで周囲の空気を集めて爆発させ、威力を12にできる。ただし気圧の変化で、着用者は約10秒の間、何も音を聞くことができなくなる。
 

風神拳
種別:ナックル
EP:1
威力:5
防御力:0
解説:
オーパーツ
淡い水色をしたメリケンサック。風神の力を凝縮したものといわれ、攻撃が命中した時に念を集中させると武器の周囲に疾風が渦巻き、風によるダメージを与えることができる。また、このときの威力は12となる。この能力は1日に1度だけ使用できる。
 
 
 完全獣化時の格闘が12になるのはこの組み合わせしかないので、左手をバトルガントレットからソニックナックルに、右手をソーンナックルから風神拳にそれぞれ変更。
 
 オーパーツじゃらじゃらりんでついでにこんなものも身に着けています。
 
風の外套
種別:外套
EP:1.1
防御力:0.5
解説:
オーパーツ
青色の古びた外套。身にまとうと風の力を呼び込み、身を軽くできるという。
 
 
 ……目指せ、風の谷のヴァンパイア。
 
 連打連打からのバーンナックル、左右打ち分け可能。夢がひろがりんぐ。
 
 
 
 ジャラジャラと纏わりついていた首飾りを投げ捨てるのを見て、狼男、森里時雨は言った。
 「着けないんすか。」
 「野性に蓋ヲするヨウナ気ガしてね。」
 そういいながら、蝙蝠女、ミカエラ・バラン・瀬田は両腕のナックルも投げて捨てる。
 「……言っときますけど、俺……自分で言うのもアレっすけど。」
 「わかってマスわ。いい月夜ジャない。だからこそ。最高のアナタを迎え討ちタカったの。」
 蝙蝠女が妖艶に笑った。狼男もにやりと笑う。
 「……俺のちっちゃいプライド、ちょーっち火がついたかも。」
 「イラッシャい……。」
 両腕と翼を広げ、ミカエラが戦闘態勢を取る。
 「……んじゃ。」
 言うが早いか、時雨が地を蹴った。ミカエラが翼をはためかせるが、空中へは逃がさない。俊敏脚速で強化されたタックルはミカエラの両足を刈り取り、地にたたきつけた。
 「これはエロス♪」
 マウントポジション。勝ったも同然、ごめんね、と時雨が心で謝ったのは一瞬。ミカエラの黒い拳が頬を打った。
 「……この!」
 「ハッ!坊やニハ、まだ早いワ!」
 時雨が上から、ミカエラが下から、しばしの殴り合い。しかし、地力に勝り且つマウントを取っている時雨の方が圧倒的に優勢。しかも今宵は月夜。ダメージだっていざとなれば月光快癒でリカバーできる。ミカエラの顔は見る見る腫れ上がっていく……。
 「?」
 ミカエラが拳ではなく、平手を。ぴたりと時雨の顔に当てた。
 まずい!思ったときには思い切り顔面を握られ、体中に力が抜ける感覚が襲った。
 吸蝕精気。体力を吸い上げる、獣人特有の特殊能力。
 一瞬の脱力を見逃さず、ミカエラが太ももを時雨の胴に絡ませる。
 ――――あ、きついけど、やわっこくて弾力があってきもちいい……。
 感じている場合ではない。ミカエラはネックスプリングの要領で、時雨の体を背中から地面に叩きつける。
 「かっは!」
 脚で胴をつかんだまま、ミカエラは宙を舞った。
 地上約10mで、時雨の体を両腕でしっかり抱えなおす。
 「ちょ、タンマタンマタンマタンマタンマ……!」
 「落ちろっ!」
 そのまま逆落とし。急降下+急上昇で時雨を地面に叩き落しながらミカエラは空中へ離脱。背中を打ちつけてもんどりうっているところに、さらに急降下で腹部に拳を爆撃。
 「……!!!!!」
 時雨が目を開いた時には、綺麗にマウントポジションを取り返されていた。広がる羽が視界を埋め尽くす。
 「これも、エロス♪」
 「だから坊やにハ、早いって!」
 先ほどとは逆の構図で拳のぶつけ合いが始まった。
 状況は逆転する。思い切り腰を入れて打ち下ろすミカエラと、手打ちでしか応戦できない時雨。見た目にも、ダメージの差が明らかになってきたそのとき。
 「ミカさん、ごめんッス。」
 ぴたり。鼻血を流しながら、時雨がミカエラの首に手を当てた。
 血しぶきが舞う。
 青月円斬。この距離で、急所に。
 外すわけが、ない。
 どう、とミカエラの豊満な体が時雨の胸に倒れ込んだ。
 「わざわざ月夜を選んでくれたってことは、そういうこと……っすよね。」
 時雨が囁くように言った直後、肩口に鋭い痛みが走った。
 「ソレでいいノヨ、坊や……。」
 齧り付いた牙から吸蝕精気。
 ミカエラの首からあふれていた血が止まり、時雨は起き上がる気力を奪われる。
 今しがた吸い上げたばかりの力を振りしぼり、ミカエラが時雨の胸から地面へと寝返った。
 「ぷは。」
 「あ"ーーーーー。」
 「はああ、最後まで、テラエロスとは。さすが姐さん。」
 「ふぅ、恐悦至極♪」
 それぞれに息を吐く。獣化を解いて人間の姿を取り戻しながら、ミカエラは時雨に目配せした。
 ちゃらり、と、その指先に、マンションの鍵。
 「……延長戦、興味アルナら、お招キするけど。」
 「……。」
 口から、時雨の血を滴らせながらミカエラが笑う。
 時雨は、その笑顔と鍵を見比べて。
 
 ……世の中には、疲れマラという言葉があるんだな。
 
 そんなことを考えながら、ぼんやりと月を見上げていた。
 
 
 ごめんなさい。」
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