キミが行く夜を肯定するなら

 「酒は血よりも濃い。つまり、お前よりも価値があるってことだ。
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 砲撃確認。報復攻撃開始。
 
 
 「じゃあ、兵隊よ。おまんの敵とはなんじゃ。」
 「あたしかい?」
 
 エールを傾けかけたパトリアンナ・ケイジがカロ・カイリ・コートンの方へ眼を向ける。
 
 「そうじゃ、聞かれてばかりでは何とも欲求不満じゃき!言うてみろ、お前さんの敵とは誰じゃ!」
 
 まっすぐだな。
 偉そうな口ぶりでしゃべる女は大抵まっすぐだ。
 
 パトリアンナはふと、ウィルで知り合った金髪の航空騎士のことを思い出していた。
 
 「そうだねえ……。」
 
 ゆっくりと息をつきながら、たっぷり十秒の沈黙。
 
 「いないな。」
 「は?」
 
 カロが間の抜けた声を上げた。
 
 「いないと言ったんだ。」
 「おいおい、傭兵、どしたんじゃそれは!」
 「そう、それだよ。傭兵。」
 
 傭兵。マーセナリー。金銭目当てに働くモノ。
 
 雇われて戦場へ行くロクデナシ共。
 
 金だけもらってばっくれるなんて連中はザラで、数世紀の後には余りにもその怠慢ぶりがひどいことから先進の国からはたたき出される運命にある稼業だ。
 
 「あたしは昔猟師だった。獣を狩って喰う。
  今は傭兵だ。戦って金を貰って喰う。
  狩る相手がでかくなっただけ。」
 「そうか、敵ではなく、鴨っちゅうわけか。」
 「それも、戦場ではお互いが鴨だ。共食いする鴨。」
 
 アンナがエールを干し、ウェイトレスを呼びつけおかわりを要求した。
 
 「だが、対等じゃあない。憎しみ合うわけでもない。
  そりゃあ、あたしだって戦う機械じゃないよ?腹立たしいことのために戦ったこともあるし、戦いにくいと思った相手もいる。殺せばいいってモノでもない。」
 「むーん。」
 「ただな。
  あたしは何でもいいんだ。殺しあうのでも殴りあうのでも試合でも罠合戦でも大合戦でも。戦って銭がもらえれば。
  そしたら敵なんていない。いるのは。」
 「『鴨』か。」
 「『鴨』。」
 
 対等なんてありえない。目の前にいるのは、自分のために死ぬべき供物。相手もまた、自分の事をそう見ている。
 だけど、認めてなんてやらないのだ。
 あたしが狩人でお前が鴨だ。絶対にそうだ。そうなんだ。
 
 
 
 
 
 
 
 「『鳩』ではないのか。」
 「あれは不味い。」
 
  「追記:
 
 
 「これで、終わりですよおぉお!!」
 拳に不死身の吸血鬼たるオーラを纏わせる蛇原。自らの身体が不死身ならば、この歌声さえかき消せば‥‥

 
  ~~~~
 
<シーン6>
「これで、尾張ですよおぉおお!!」

「カァーーーット! 撥音が微妙~~!」

 

 NGシーンに出ていたなんて……。
 
 尾張の竜、沢村!竜平~~~~~~~~~!!!!!!」
 
 
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