無能

 
 
 こんばんは、鳩です……。
 
■お客様のペンネーム
 鳩 様
■依頼クリエーター名
 井村 霞住
■購入商品名
 BNO・PCオーディション全身図
■購入番号
 雪姫救出絵巻(壮大に違う)
■完成予定日
 2007-03-06
■キャラクター認証番号
 fa0203
■キャラクター名
 ミカエラ・バラン・瀬田
■発注内容
 基本画像の確認 もっている
希望キャスト 寺湯温泉ゆけむり殺人事件・ヒロインの友達A
全身図イメージ 色黒なのは気にしない/腰に手を当て不敵な笑い/若く若く見せるために目は大きく見えるように目頭の辺りに白いアイライン入れてます/顔は大きく見えるよう、頬を隠すように前(横)の髪を下ろしています/後ろ髪はお嬢様風にお任せします/服は細かな装飾の少ないシンプルデザインのカジュアルなドレス/黒い肌が目立ちにくいように濃い色が基調/スカートは太股が覗く程度、どのぐらい見えるかはお任せ/ニーソックスにパンプス/が意見年齢35歳ですが、思いっきり若く見せて構いません/可愛いと思えるぐらいでいいです。
 
 
 回答↓
 
 
 
 ……。
 
 …………。
 
 ……リミッター、解除。
 
■お客様のペンネーム
 鳩 様
■依頼クリエーター名
 井村 霞住
■購入商品名
 PCシングルピンナップ
■購入番号
 間違った方向に全力投球
■完成予定日
 2007-03-19
■キャラクター認証番号
 fa0203
■キャラクター名
 ミカエラ・バラン・瀬田
■発注内容
 基本画像の有無 もっている
画像サイズ 横300×縦500ピクセル
参照する既存画像 参照無し、発注内容に記載
シチュエーション・状況 海
シチュエーション・雰囲気 シリアス
イメージ 人間形態、バストアップ参照/ぴちぴちでぱつぱつでうれうれでてかてかの色黒おねえさんをお願いします/砂浜、太陽、肉に食い込むブラジル水着/壮絶にギリギリで/壮絶にギリギリで!!!/すっくと立ってサングラスごしに陽光を見上げています/太もも、二の腕はギッチリ太くしてください/髪はストレートで下ろして/黒く、太く、健全に、大胆にエロスを追求してください!あとは、よろしくお願いします。
メッセージ 故郷 ブラジルの海にて
 
 
 
 井村絵師様はどうやら、発注したとおりのことを描いてくださるようです。
 
 「井村補正」がかかるかと思っていたのですが……。読みが浅かった……。ものとしては発注文どおりのものです。が。
 
 足りんのです!!むちむち分が全然足りんのです!年増成分が足りんのです!こんな青臭いガキではだめなのですよ!!!!!!!!11111111
 
 エロ発注しかしない輩の気持ちが、ようやくわかりました。
 
 肌色は何だかんだ言って、癒されるのだ。そして、もっともっとと求めるのだ!
 
 
 「ピットファイティングですか。」
 「ええ。」
 
 傷だらけで帰ってきた鳩に、主は一瞥すらくれなかった。ただ開いた新聞の向こう側から不愉快さを滲ませるだけで。
 
 「派手にやられましたね。」
 「……久しぶりに。」
 
 主がやっと、新聞上から顔を出してくれた。
 
 「……久しぶりに。悔しいと、感じました……。」
 「……へえ。」
 
 主はにやっと笑うと、鳩の顔をじっと見据えます。
 
 「何をやっても通じなかった……。」
 
 こちらの攻めも、連携も、防御も。何もかも通用しなかった。
 だからこそ悔しかった。コテンパンにされるということの真の意味を久しぶりにかみ締めた。
 全力を出しても勝てない。自分自身を完全に否定する存在。
 だからこそ、負けることが悔しかった。いや、負けることが悔しいということは、すなわち。
 
 「まるで、自分を否定されたかのような?」
 「……ええ。」
 「立ち会いなさい。」
 
 主が新聞を畳み、上着を脱ぎ捨てた。ズボンからもナイフと銃を抜き、完全に徒手になり、前身には魔皇の刻印。魔皇殻を三種出し、それを部屋の隅に投げた。
 応じて鳩もスカートを脱ぎ、服にしまったナイフをすべて抜き取った。
 ためらわず、『限界突破』を発動させる。水増しされた体力により、ダメージも一時的に回復する。
 
 「全力を、見せて御覧なさい。」
 
 より高みに上るために。そのための、6分間。
 
 「はい。」
 
 地面が割れた。拳を交わす。
 体力は五分。速さも五分。経験なら、より幼い頃から「このレベル」で戦っている鳩の方が。
 あの時のピットファイターよりよほど動きが見える。防御できる。反撃できる。拳が当たる。蹴りを防げる。
 いける。いける
 上下に散らし、これ以上ないタイミングで
 
 いない。
 
 ひゅ、と風を切る音が最後の記憶だった。
 気づいた時には鳩は床に倒れていた。
 時計を見ると1時間が経過していて、顎に激痛が蠢いていた。動かそうとするとボロボロと崩れる。割れていた。
 
 「……。」
 「調子に乗るからです。」
 
 主の声が聞こえる。首を動かすことができない。
 
 「どうしようもないことは、ある。
  たとえば、自転車に乗ることとか。
  あれは。慣れるまでの間は、『どうしてこんなものに乗れるのか、さっぱりわからない』、と悩みながら何度も転ぶものです。
  そのうち、どこかの切欠で突破口を見出す。それでも転びますが、だんだんその回数は減っていき、やがて、転ぶこと自体が滅多に起こらないようになる。
  すべてはそれです。
  今の不可能は、ただ、今できないというだけなのです。
  あなたが打ちのめされたその相手は、今のあなたでは確かに倒せないでしょう。しかし、いつかは倒せる。何度も倒されていれば、いつかは倒せる。圧倒できる。」
 
 相手だって、成長するのに。
 
 「絶対に負けなくなる。
  何度も倒されなければ。何度も倒そうとしなければ。近い未来に必ず。
  けれどどこかで諦めてしまえば、そこであなたは終わる。」
 
 諦めたくはない。悔しさは消えない。
 
 「悔しさはごまかすものではありません。正々堂々とかみ締め食いしばり、応報を与えるのです。」
 
 主、鳩を倒した、攻撃は
 
 「あなたは調子に乗っていた。だから簡単な誘いに乗ってしまった。
  悪い癖がついていましたね。
  ほんの少し加速してあげただけで僕を見失って。」
 
 ああ、そうか。ひきつけられて、横に回られて。
 
 「顎先を突いて揺らして、蹴り上げて、頭を掴んで地面にたたきつけたら終わっちゃいました。」
 
 ああ、そうか。
 
 「あなたは、まだまだ弱い。しかし。」
 
 ああ、しかし。
 
 「負けたくないと、思う限り。」
 
 倒したいと、願い立ち向かう限り。
 
 「あなたはきっと最強になれる。」
 
 勿論です。勿論です。鳩は最も強くなければならない。ならないのに。何故負ける。負けるために戦っているわけではないのに。負けるために戦っているわけではないのに!
 
 「教えてあげますよ。また、その顎が治ったらね。」
 
 よろしく。お願いいたします。
 
 
 
 そんな感じ。」
広告

kiwivege について

nothing
カテゴリー: びーすとないとおんらいん パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中