わたしのなかのさいこうが、あなたのなかでさいきょうでありますように。

 「憎め、怒れ。お前に、喜びなど与えない。許さない。
 
 こんばんは。鳩です……。
 
 自分は最強、自分だけが最強。カケイジロウの呪縛はいつまでも。BNOはリプが返ってきておりますが、反省点が多く、エントリにすると長くなりそうなので、また別の機会に。
 
 妄想シルバーレイン。
 
 
 
 破壊するもの達
 
 「可愛いなあ、もう♪」
 
 真っ赤な部屋で、歯と舌がざらついた光を放った。
 
 「お気に召しましたか……。」
 「ああ、ありがとうございます……。できれば、もう少し、楽しんで居たいんですけど。」
 「時間です。」
 「……了解いたしました。参ります。」
 
 少年が立ち上がると、べちゃり、と重い水音が滴った。
 床には、端正な顔立ちをした少女の肉体が、横たわっている。
 手も足も股から胸までも、綺麗に切り開かれて。
 
 
――――
 
 「ふっ、ふっ!」
 
 少年が山の中を駆ける。
 手には短めの刀。すばやい足捌きで不ぞろいな隆起を蹴り進んでいく。
 咆哮が響く。山猿、野犬、熊。しかしそれらの動物は、異様に巨大であったり人面を持っていたりして、一つとしてまともなものは居なかった。
 あやかしを掠め斬りながら少年は駆け上がる。山頂へと。
 手傷を負った大熊が這い上がってきたが、少年が印を組んだ手をぶち当てると、莫大な量の水が発生し、熊は後続を巻き込みながら転げ落ちていった。
 
 「到着! っとお。」
 
 視界が開けると、其処には四つの人影があった。
 
 これが本日の仕上げなのかしら?
 少年はつぶやいたが、人影はそれにはこたえず。
 
 「能力者の面汚し。見つけたぞ。」
 「洗いざらい吐くかー、ここで惨めに爆殺されるかー、選ばせてあげるっ!」
 「さあ、覚悟はできてるか?」
 「と言っても、待つ気はないがね。」
 
 銀誓館学院の制服……。
 僕を討伐に来たのか!
 
 「……先輩方、随分と後輩想いで頭が下がりますよ。」
 
 精神を集中させる。術式の力を最大限に引き出す為に。
 目の前の四人も、同様に魂を磨き上げ、オーラを放った。
 少年は舌を舐める。さて、どのように、
 
 逃げるか。
 
 
 勝負はすぐについた。身体能力でも術でも少年を上回る四人は、瞬く間に彼を打ち倒し、倒れる彼を四人で囲んだ。
 
 「死ぬ前に、言うべきことを言ってから死ね?」
 
 少年の口には猿轡が噛ませられており、舌を噛むことも許されていない。武器もとっくに取り上げて山中に投げ捨てた。
 
 「浮かばれない魂を作らないために。浮かばれなくなった魂を知る為に。しゃべるんだ。」
 
 少年が笑う。
 わき腹に蹴りが入る。少年は咳き込んでまた笑う。
 
 おかしいわけじゃない。ただ、彼にはそれが染み付いているだけ。苦しいときも、腹立たしいときも、顔だけは全てを嘲笑っているように。そう、決めただけ。
 
 「……学園に連れ帰って、それから話を聞こうか。」
 
 四人組の中でも最も背の高い男が少年を担ぎ上げた。そのとき。
 緑色の光線が、少年の体を撃ち飛ばした。
 
 「!」
 「誰?!」
 「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
 
 出てきたのは、銀の髪を二つに結った、少女。その右手には、竜を模した巨大な篭手が装備されている。
 少女は一礼すると、少年に向かってまっすぐに歩いた。四人は武器を抜き構えたが、まるでそ知らぬふうに、その後方に転がった少年のもとへ到着し、ひざまずいた。
 
 「ごめんなさいね、丘君。小鳩のミスです。
 想いもよらなかった、まさかあなたが付け狙われているとは。
 あなたごときを付け狙うものがいるとは。
 忍たるあなたが付け狙われていることに気がつかないとは。
 この山の中によもや侵入者がこようとは。
 侵入するほどの知識を持ちながら、止めておくべきと結論できないような、
 己の力量も測れぬ余りにも中途半端な愚か者が、まさか存在するとは。」
 
 四人の空気が変わる。
 たった一人の少女が、我等四人を見下している。
 先ほど謝罪した口で、我等を愚弄している。
 明らかに喧嘩をするつもりでいる。
 
 「構えろ!」
 
 一人が叫ぶと、四人の制服達は自分たちの魂を更に磨き上げ、オーラを発した。
 
 「鳩、様。」
 「後は、」
 
 鳩様と呼ばれた少女が、上着を脱ぎ捨てた。少年は、横たわったままその背中を見上げる。
 引き締まり盛り上がった筋肉が熱を帯び、蒸気を発していた。
 
 「お任せください。」
 
 発する気魄は黒。炎のように立ち上る。
 ああ。次に目を覚ます頃には、あの四人の一人たりとも、内臓を晒さずには居ないだろう。
 
 安堵のため息をついて、少年は瞳を閉じた。
 
 
 以上。
 
 今週号のマガジンの、鴨川会長の『任せろ!』が超カッコよかったのです……。」
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