何にも無いんじゃなくて、あるのに希薄、というのが辛いのだと思いますよ。

 「msnイメージサーチのゴキブリで調べてきた奴を土下座させてやりたいです……。
 
 面食らいつつもアク解調べてたらウンコゴキブリミミズハンバーグとかそんな分野を見つけちゃって死にそうですよバカ!
 
 ……エロスって恐ろしいですね。
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 
 妄想アクスディア
 
 憎悪でありますように
 
 アスファルトの地面も何故だかいとおしい。
 悪魔と呼ばれスラムに生きるようになってからは、車の排気ガスが目に沁みる街でさえ、日の光の眩しさについ立ち止まってしまう。
 ここが人もまばらな田舎道だったら、彼もこんな感傷に浸りもしなかっただろう。人間が忙しくしているこの姿こそが、やっぱりきっと、彼の馴染んだ故郷の匂いなのだ。
 
 彼:筧・次郎がかすかに手を動かすと、少し離れて歩いていた背の低い女性が、傍に寄った。
 灰色の髪をツーテールにまとめたその女性はサングラスをかけて表情を隠していたが、背の低さゆえに、大人ぶる子供のようにも見える。
 両手に嵌めた黒くて長い茶色の革の手袋も、そんな印象に拍車をかけている。
 
 親子と言うには近すぎて、兄妹と見るにはやや遠い。そも血縁と見るには余りにも離れた二人の姿は、けれども視線を集めることもない。
 この世界には、同じような『他人同士』のペアが沢山いて、人間はその姿をいくつも見ているから。
 それはすなわち天使であり、すなわち悪魔であり、すなわち先の大戦で関係の無い自分たちを巻き込んだバケモノ共である。
 
 アスファルトを鳴らして二組の革靴が歩く。
 白く大きな男の靴。
 黒く小さな女の靴。
 アニメの一場面のような、絵にしかならないドラマ過ぎる二人。けれどもやはり、それはもうこの世界には珍しくない光景で。
 
 ある種の天使や悪魔は、人間の間でファッションリーダーとしてもてはやされてもいるほど。
 それほど彼らは、自分の趣味に忠実な、マイペースな服装で世を闊歩している。
 
 「着いた。」
 
 次郎が呟いたのは、コンクリート打ちっ放しのビル。
 劇団の黄ばんだ看板が出ていて、どうやら3階が団員たちの稽古場らしい。稽古日程や人員募集、次回公演の張り紙もあるが、今は人の気配は無さそうで。
 二人は暗い階段を上り。踊り場に放置してあった分厚い板をめくって、その陰の中に消えた。
 
 「ただいま♪」
 「……。」
 
 空が海中の景色に覆われた場所へ、二人は帰ってきた。
 ここは悪魔の住処の一つ。
 スラムでも人の世界でもない、ずっと昔から魔の者達が住んできた結界の中。
 次郎はにこにこと笑いながら、女の手から手袋を抜いた。
 その手の甲にびっちりと血糊がついているのを確認してから、次郎はポケットからライターを取り出して、手袋に火をつけた。
 
 「お疲れ、鳩。」
 「……痛み入ります。」
 
 悪魔も天使も珍しくない。
 人間たちの中に混じって、それぞれの妥協点を探っている最中。
 いい奴も悪い奴もいて、そんなに事は単純じゃないが。
 
 「おっと。」
 
 やはり悪魔は悪魔であり。
 天使は天使なのだ。どちらも、人間ではなく、人間が科学を放棄した向こう側にいる、悪意と善意の塊。
 次郎は鳩の灰色の髪から天使の羽根を摘み取ってやると、それにも火をつけて軽く投げる。
 花火と散るのを、見もしなった。
 
 以上。」
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