苦難の成就

 「自分は確かに、成功しない人間だ。認めよう。努力は嫌いだし、苦にせず続けられることは、金にならないことばかり。
 
 それとは別に、成功して欲しくない人間がいる。
 
 苦労と努力を主張する輩だ。
 
 苦労を強要する人間も、努力を自負する人間も、どちらにも幸福になって欲しくはない。
 
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 妄想シルバーレイン
 
 
 苦難の成就
 
水練忍者 丘・敬次郎の日記から
 
 
 人間、暴力と重圧にさらされて生きるとどうなるのか。
 自分は、そのありふれたサンプルだと思う。
 他人からの叱責により自分を信じられなくなり、自分で自分を蔑む。
 妄想の中の僅かに自由な世界では、自分を責めた者達を如何にむごく手際よく殺すか夢想する。
 
 叱責される自分は最低の存在であり、
 叱責する輩は唾棄すべき憎悪の対象。
 
 『俺なんかどうせ』
 か、
 『お前らはクズ』
 の二極、どちらかでないと心が安定しない。
 
 対等に話し掛けようとしてくる相手を本能的に生意気だと感じ、
 同時に、赤の他人に話しかけられる卑しいワタクシメが『他人に対等に扱ってもらえるんだ』と人並みであることを、ありがたく、嬉しく思う。
 
 他人はクズであり、自分は最高。
 自分はクズであり、他人は素晴らしい方々。
 
 心理状態は、常にそのどちらかでしかありえない。
 マゾとサドが表裏一体なのはそのせいだ。
 自分がクズであることで安定するのは、クズだと認識させられ続けてきたから。
 他人がクズであることで悦びを感じるのは、ずっと妄想してきた夢だから。
 
 
 今、客観的に見て。
 自分は哀れだと思う。
 学友のように親しげに会話することができない。
 自分を笑うことができない。
 他人を笑うことができない。
 対等だと思うことが許せない。
 我慢しながらでないと握手もできない。
 いざと言う時に自分がクズだからという言い訳を考える。
 ここぞと言う時に相手がクズだからという屁理屈を述べ立てる。
 
 何より、そのサガが染み付いてしまって真っ当な人間に直る気配もない。
 
 僕は体育会系が嫌いだ。
 まず行動ありきのシゴキにどうしても我慢がならない。
 どんな動物も理屈か感情があって行動している。行動についてくる理屈など糞食らえだ。叩いて躾けられる幼児扱いじゃないか、それは。
 どうせ、お前が苦労してきた歴史を繰り返させたいだけなんだろう?
 確かにそれがお前の糧になって、大切な一部分になったからなんだろう?
 お前自身、その日々を死ぬほど憎んでいた癖に。
 シゴかれる毎日の苦痛を知っているくせに。
 『それが身になったから』
 ああ、それはよござんした、それは事実だ、そしてきっとあなたにシゴかれた毎日もいずれは僕らのやんごとない糧になるのだろう、
 だがまっぴらごめんだ。
 ――――やめたい。逃げたい。腹立たしい。理不尽だ。
 この今の思いに嘘をつくのは許されない。
 お前のような、他人に苦痛を強要して『お前らのため』と声を荒げるような、今正に僕が嫌っているような人間になどなりたくない。
 
 僕を従わせたいなら説得しろ。効率を説け。論破しろ。
 僕が自分を責めることしかできないくらい丸め込んで見せろ。
 苦労が嫌なんじゃない。『何の理屈も感じられない』理不尽さが嫌だと、わかれ。わかれ。わかれ!
 
 そうすればアンタは。
 少なくとも僕の中ではクズじゃなく、僕自身をクズだと認識させてくれる素晴らしき先輩にクラスチェンジするだろう。
 
 言葉を尽くせ。説明しろ。
 体力を使う苦痛と快楽だけの世界から出て来い。
 
 『運動してうんと疲れればどんなストレスも吹っ飛ぶし、動くことは何より尊い』
 それ以外の哲学がないなら。
 それ以外の価値観が存在することに気づくことすらないなら。
 
 
 他者を本能的に許容できない人類であるあんたは、死んだ方がマシだ。
 
 
 以上。
 
 
 
 鳩の、犯罪者に対する思考の根本には、これがあります……。
 
 ……『到底許容も理解もしきれないから人間社会から排除』。『そうするべきケダモノは事実として存在する』。
 
 ……筧一派が過激派たる理由のかなり根っこに近い部分であります。もし、ねっしぃ様のエントリに触れることが無ければ今のわれらは無かったでしょう。
 
 このブログを『死刑』で検索すると、あの宮崎勤に関する記述も見られます。お勧めしておきます。
 
 人間社会を維持する上で、存在を許容できない狂人は確かにいる。
 
 そして、我等魔族は。まさにそれなのです。」

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