書かないと死ぬ

 
 
 たしか我等の世界で話していた戯言が元ネタ。
 
 何か書かないと死ぬ。
 
 妄想シルバーレイン
 
 何か思いついたら書きます。
 
 
 本日は自慰したい……。」
 現実と空想の区別をつけるってことは、あきらめでもある。あんなに自分がのめり込んだあの漫画の中の世界が、実現不可能なものだったと思いたくない。
男は理屈で生きているから、「理屈じゃない」「理屈で説明できない」と納得することができないんだ。許せないんだ。
あれはフィクションだから。あれはリアルじゃないから。
そう諦めてから、漫画を客観的に読むことができる。
 
そうだ。「諦め」なんだ。これは所詮フィクションで、真似もできないしこの世のどこにもありはしない。そう信じてしまうのは。
諦めだから、認めたくなくて、悔しくて、だからこそ、「そんなはずはないのだ」と、男子は誰も、かめはめ波の練習をしたんだろう。
 
男はもろくて、自分の王国や自分の理屈が破壊されることに耐えられない生き物だから。
理路整然と自分の世界が切りそろえられていないと発狂してしまうから。
 
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