「『三千万円、いくらかかっても払いますとも!!』『バカじゃねえのお前ええぇーー!?』『え……?』『その言葉が聞きたかった。』
 
 こんばんは。母はその直後メスで刺殺。鳩です……。
 
 妄想シルバーレイン……。
 
 将来の将
 
 「ほい。」
 「……『PEACE』。」
 「鳩と僕が何本か拝借してたんでね。
  無論、思い入れを持ってらっしゃるあの箱には及ばないでしょうが、
  一応、埋め合わせをさせてください、ということで。」
 「……お返しします。」
 「お、っと。
  何故?」
 「二十歳になって、自分で買いたいからです。
  『お師匠様』や『お屋形様』にスリ取られるのは仕方ありませんが、
  ……何ていうかな。自分で手に入れたい。」
 「ええ、それは、尊い執着ですよ♪」
 
――――
 
 里の、座敷のある居酒屋にて。
 「美化委員会の言いなりとかさあ、いい加減俺も腹が立つじゃん?」
 「分かりますよー。分かります。
  でも逆に言えば、あいつらも僕らの援助無しには動けないわけなんですから。」
 
 丘が年上の忍者に麦酒を注ぐ。
 
 「お前も飲め!」
 「ウーロンもう一丁お願いします!」
 「お前なあ!」
 「仕方ないんですよ、酒の味を知ったら能力者じゃなくなってしまうかもしれませんもの。」
 
 『生活安全部』部長代行とは言え、丘は若干16歳。
 年上の経験豊富な先輩に絡まれれば、無碍には出来ない。
 
 「こぉの、銀誓館の狗がぁ!」
 「それは言いっこなしですってばぁ。
  てか銀誓館関係なく飲酒はご法度ですから!」
 
 高い音を立てて置かれたグラスに、すかさず麦酒を注ぐ。
 やってきた焼き鳥盛り合わせの鳥肝タレ焼きに中年忍者は迷わず手を出す。
 
 「固いねえ、部長代行様!」
 「だーから言いっこなしですって小島さん!
  『お屋形様』の鶴の一声じゃどうにもならない。」
 「そう言ってお前、学業が忙しいからってずっと里の仕事パスしてるじゃねえかよ。」
 「んーーもぉ。
  『仕事が忙しいから学業しません』って言ったら退学じゃないですか僕!
  銀誓館放り出されたら能力者としては正直あれですよ?」
 「だーからさぁ、その銀誓館補正を何とかして欲しい訳。」
 
 何度と目とも知れないため息を、丘は吐く。
 
 「いーやーでーす。
  折角貰った力ですもん。」
 「ほんっと俺と代われよー。
  美化委員会のゴミ処理なんてやりたかないんだからさー。」
 「それは寧ろ率先して僕がやってるんですけどー。」
 「お前は死体好きだからいーだろ。」
 「あー、横暴だー、おーぼー。」
 
 
――――
 
 丘は、瑠璃最大の実行部隊『生活安全部』の統括を任されてはいるが、実体は中間管理職である。
 実力主義と年功序列が奇妙に混じった結果、丘は下忍のトップとして、中忍衆との交渉を行う立場に立たされている。
 
 名目上、命令一つ下せば中忍だろうが下忍だろうが丘に従う事になってはいるが、
 年下に命令されるのか、という不満は当然出てくる。
 現場では中忍にも容赦なく命令を下し、プライベートの場では、『自分も心苦しい』と可愛い後輩を演じてみせ、ガス抜きを施す。
 先述の通り、『学業優先』として逃げ回ってはいるものの、任務の場でのストレスは、丘の精神に粘りついて蝕む。
 
 
 だから。
 
 
 今宵も、少女が一人、いけにえに。
 
 「僕だけが見せられる悪夢を、あなたに……!」
 
 
 以上。」
 
 
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