無理が通れば進化論は要らない

 「ピクル。
 
 ……まあ、今更ですけども。
 
 ……ギャグ漫画としての認知度が高いバキですが、これでも鳩は比較的まじめに読んできたつもりです。
 
 が、流石に「間接を組み替えて最終形態」には何の説得力も感じなかったなということで……。
 
 ……丘が見たら怒るだろうなあ。「人体はそんな風には出来てない!」
 
 ……まあ……ピクルはヒトではありませんから……。
 
 ミルドラースとかエスタークとかそういうものですから……。
 
 妄想シルバーレイン……。
 
 無理が通れば進化論は要らない
 
 「や♪」
 
 丘・敬次郎が片手を上げて挨拶をすると、きづいた鳥越・九(いちじく)は、びくりと身を固くした。
 彼はサキュバスと組んで鳥越の純潔を強引に散らした。
 
 「おや、コンタクトの印象は最悪?」
 『致し方なし』
 「おう!いたんですか。」
 
 ノートパソコンのディスプレイが差し出される。
 その所有者はサキュバス・ドール「明美」。『元』丘の使役ゴースト。
 
 明美はキーボードをたたくと、くるりと回し画面を九に見せた。
 
 「!」
 
 全裸で液体にまみれる九が、丘の生殖器に貫かれずぬずぬと揺れている映像。
 
 瞬時にイグニッションし右手のトンファーでディスプレイをまっすぐに狙うが、明美の方が一段早く。
 パソコンをたたんだ上で『インパクト』の一撃を避けた。
 
 「くっ!」
 
 泳いだ体の側面には丘。
 つんのめった体を支えるつま先を、容赦なく刈り取る。
 
 半ばたたきつけらるように、九は顔面から地面に落ちた。
 
 「むぐ……。」
 
 起き上がろうと両手を地面につけたところで、頭部を踏み潰される。
 
 「んがぁ……!」
 
 声らしい声も出ない。
 
 「が、ぐ、!、!、!、!」
 
 何度も何度も。
 
 鼻が潰れ、歯が折れ、目から血が出てもストンピングは続く。
 
――――タイミング……。
 
 九はそれでも希望を捨てていなかった。
 踏まれるタイミング。それさえ分かれば、糸口はつかめる。
 
 何度目とも知れぬ丘の踏みつけ。
 深く深く踏み込んだ足首を、九は遂に掴んだ。
 
――――この脚を折る!
 
 トンファーの動力炉を激しく回す。
 だがその右手を今度は明美が踏み拉いた。
 
 「ああああああ!!!」
 
 間接を破壊される痛みは、九の身に悲鳴を強いた。
 
 「人が来てしまいますね。」
 
 地を蹴る音。
 首を上げる気力も無い。
 誰かが駆けつけてくれるだろう。
 保健室に連れて行ってくれるかもしれない。
 けれど、本当のことを話すわけにはいかないのだ。
 本当のことを話しても、世界結界で理解されないのだ。
 あの忌まわしい膣への暴虐も、
 あのおぞましい男の欲情も、
 あの恐ろしいサキュバスの腹の底も、
 誰一人理解しない、理解し得ない。
 
“IllegalAccessException:なんらかの毒薬や特殊なアイテム・詠唱兵器でない飛び道具などの効果は、戦闘判定に大きな影響を与える事はありません。”
“NoSuchMethodError : 詠唱銀によって発生するゴーストと戦い、怪異を取り除き、世界の常識を守る事こそ、現代の能力者達の使命なのです。 ”
 
 赤い例外が強いる。健全な学徒たれと。“お前の記憶にある出来事は『存在しない』”と。
 
 ただ、泣いた。
 
 以上。」
 
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