何とかしなくては。

 「バカっぽく見せる役にすらならないね、不快過ぎて。
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 ……半月以上放置してたのでとりあえず更新です……。
 
 妄想シルバーレイン……。
 
 なんか、ここ一年ずっと同じことばかりしか書いてない、書けない気がしていますしそれは間違っていない気がするのです……。
 
 銀河を消し飛ばす程の
 
 海には魔物が棲んでいる。
 地表の7割は海洋であり、
 世界最低の海溝は、世界最高の山で埋められない深さ。
 
 神奈川県由比ヶ浜で水練に励んでいた丘・敬次郎の足が、不意に凍りついた。
 疲れか、筋を違えたか。
 一瞬は焦るものの、水練忍者たる彼に窒息はない。
 水中呼吸で酸素を確保し、事態を把握する。
 暗い海はゴーグル越しでも見通せないが、どうやら右足が動かないことだけはわかった。
 疲れがたまっているのだろう、軽いしびれもある。
 残った手足で、海面へ向かって水をかいた。
 
 ほどなくして、丘は海面へ顔を出した。
 如何に水中呼吸が出来るとはいえ、外気に触れる呼吸の心地よさは否定できない。
 
 右足はもう動く。やはり疲労からくる血流の不足だったのだろう。
 
 そそくさと陸地へ急ぐ。
 自分の体重を感じぬ水の中では、自分の感じる以上に疲労がたまっていた、というのはよくあることだ。
 いくら水中で窒息しない心得があるとはいえ、疲労で身動きとれないまま水中で過ごすのは恐ろしい。
 
 
 丘は無事浜に上がり、一息をついた。
 能力者といえど、水平線まで続く広大な海に挑むのは、恐るべきことだ。
 人に出来ぬことができ、人に見えぬものが見えるとは言え、厳然と『それ以上』は存在する。
 この地球に抗うなど、なんと身の程知らずなこと。
 
 けれど、彼に求められているのはそれだった。
 地球をいつでもリセットできる力。
 直径数キロの隕石どころではなく、この地球という惑星を跡形も残らぬほど破壊しつくし否定する力。
 
 それは、「保険」だ。
 
 この世界は、確かに人の文明の火の下に開発されたものだが、
 ある説では、丘の持つような超人的な力が当たり前のものとして存在した時代があったと言う。
 1000年前、世界結界により常識外の出来事を世界から隠蔽する前は、全ての人類が能力者であったと言う。
 
 もしそれが事実なら、人が長い年月を経て作り上げて来た科学的文明の全ては否定されることになる。
 1000年前以前の世界には超常的な力が存在して、あまねく人類はそれを利用できた。
 『それを裏付けるありとあらゆる歴史的な証拠は一つも見つかっていないのに』!!
 
 そんなことは許されない。そんなことは許されない。
 そんな世界を許さない。そんな世界であることを許さない。
 我らが尊き『お屋形様』が、まさかそんな、人類の文明自体に疑問符の付く世界に根を張ろうとしたなんて、
 そんな恥辱を許せるものか!
 
 
 だから、もしこの世界が『超常現象ありき』ならば。
 『このゲームの』世界に住む人類が本来的に能力者であったならば。
 
 怒りと共に全否定するのだ。
 そんな人類はいなかったと。
 そんな文明はなかったと。
 ゴーストも能力者も来訪者も、『人類が本来的に能力者であるなどという益体も無い世界の出来事だった』と。
 肯定するために。
 
 あーあ。
 
 たかだか果ての見えない海程度に怖がっている場合ではないのになあ。
 地表なんて、地球から見たら皮膚みたいなもんで、
 そんなものを「果てしない」なんて実感してる時点で、色々と失格だよなあ。
 
 
 丘が軽く手を挙げると海水が青龍の形に伸びあがったが、
 そんなもの、全く取るに足りはしないのだ。
  
 
 
 
 以上……。」
 
 
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