それでも俺にはそれしかないんだ。

 「死ねとは言わない。千年惨めに生きろ。
 
 こんばんは、鳩です……。
 
 お久しぶりー!!
 
 ……。
 
 ……キャラに合わないことをやるべきではありません……。
 
 妄想シルバーレイン……。
 
 収穫
 
―――彼は、僕を
―――「命を捨てる覚悟のある君らには、僕に見えない最善手が見え、そして躊躇無く打てる。」と評しました。
―――買いかぶりです。
―――だって僕だって忍びなのだ。 生きて帰ることが第一なのです。
 
 観測困難な、極めてミクロの粒子は、その動きの不確定性をとどめることが出来ないと言う。
 短い時間で見れば、どんな状態にあるかの振り幅は大きくなり、
 長い時間で見れば、何も起こっていないかのように見えると言う。
 
 ならばきっと、この永遠の宇宙は0に向かって全ての存在を薄め続ける為にあるのだ。
 存在と言う過ちを、永遠の果てに無に還すために。
 
 
 小さな宇宙の小さな生命のわずかな一人。
 彼、丘・敬次郎は手の上で水流を回していた。
 水刃手裏剣。水流を刃とし敵を攻撃する技。
 
 丘の顔から緊張が抜けると、水流は霧になって消えた。 
 この世界には、地球を遥かに超える空間が存在し、それは数万年も数億年も数兆年も続いていく。
 それを考えると、彼は決まって何もする気が起きなくなるのだった。
 
 "この世界に消えない傷跡を"
 そう願っても、時と言う水は全てを薄めるために注がれる。
 全ての存在は間違いで、この世はそれを0に戻そうと足掻き続けている。
 世界すべてが、人を、生き物を、惑星を、恒星を、銀河を。
 「0になれ0の筈だ」と叫びながら薄め続けている。
 きっと人の記憶が薄れるのも、誰も歴史に学ばないのも、そういうことなのだろう。
 今より過去のことは、薄まるためだけに存在しているのだ。
 
 水など扱えたところで、地球と言う惑星にほんの少し傷を残すだけだ。
 
 宇宙は心まで呑みこむ。
 立ち向かえども立ち向かえども、永遠の時の前には無に過ぎない。
 死に物狂いで0に向かい続ける世界の意志にすりつぶされていくだけだ。
 
 真の意味で、満足して死ぬためには。
 神の敵たる悪魔の申し子として生まれた身にふさわしい生き様とは。
 
 H2Oでは足りない。
 液体では足りない。
 地球では足りない。
 銀河でも足りない。
 
 永劫を切り裂き解体する刃を。
 存在ではなく、時間を無に帰す力を。
 
 彼の夢想は彼自身を呑みこみ、彼を一体のDRAGON(超越者)に変えた。
 
 彼のその願いは、聞き入れられたのではない。
 たまたま、悪魔の想いとシンクロしただけだ。
 
 
 得たものは、六対の腕。
 人の体内を見切る集中力。
 
 対峙した相手の動きを止め、死に果てるまで解剖し続ける。
 さながら時を止めたかのように。
 
 動く時を、ひたすら否定し続けるように。
 否、事実、時を否定するために。
 
 
―――その力の源は時間そのものだ。それは使われざる時や刻を吸い尽くし、世界の終焉をどんどん近づけている。
―――《永劫の中軸/Eon Hub》
 
 
 
 
 以上。」
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