ノットコズミックホラー

「豚野郎!

こんばんは鳩です……。

 

セックス。

セックス。


下記の内容にてイラストの注文を受け付けました。
■ 注文番号『14525』
■ ビジュアルクリエイター名『桃漫』
■ 発注キャラクター名『鳩目・ラプラース・あばた』
■ 商品『シングルピンナップ』
■ サイズ『横360×縦480ピクセル』
■ 金額『400LP』
■ 完成予定日『2014年05月11日(日)』
■ 参照バストアップ『全身図』
■ 発注文
『裸にオーバーオールを着ています。

上目遣いのジト目。下膨れ気味の幼い顔。
体型はお任せします。』
=============================================================
このイラスト作品はTeamChocolop運営『バロックナイトイクリプス』用として
鳩が使用している作品です。
使用権は鳩と、著作権は桃漫とTeamChocolopがそれぞれ共有し、
包括的なその他の権利をTeamChocolopが所有します。
=============================================================

桃漫様、ありがとうございました……。
某コーポでやっていた「裸に一枚だけ着る」企画に殴り込みした作品です。
どうでしょう、このやる気の無い発注文。

「あなたならきっとエロくしてくれるのでこちらから望むことは何もありません!」

そんな気持ちで発注しました酷い!酷過ぎる!!ごめんなさい!

コンピュータフリーク、というキャラクターをきちんと把握していただいた結果の背景というかシチュエーションでございますね。

着衣に頓着しないサーバールームに棲む電脳の天才キャラって感じ。

あとバストアップや全身図で頼めばよいとか思ってしまいました。つまり反省してません。

またよろしく!!来月あたりに!

またもや妄想バロックナイトイクリプス……。

 

 

 

BreakFast

『この世界はまるで出来の悪いパンケーキのようだ』

彼が手にしていたナイフは、その言葉を体現するかのように周囲の空間に切れ目を入れている。
ただそこに存在するだけで。

『この世界に住む科学者?だか研究者?だかはそう言ったそうですね』

ノイズに濁りきった声は、鳩目・ラプラース・あばたの耳に殆ど入らない。彼女は今それどころではない。
鳩目の肉体の半分を構成する機械群は、どれもこれも異常なパラメータを注入され振動している。
もう半分を構成する生身は、暑さに震え、寒さに発汗し、痛く痒く心地よい。
つまりもう全く出鱈目で、爆ぜて捻子切れて溶けてなくなる寸前だったのだ。
フェイトだけが彼女をこの世に押しとどめ続けている。倒れた体をよじって後ずさる。

「逃っげ……逃げ……。」

同行者にかけたその声は聞こえていない。岡崎時生はもう泡を吹いて倒れていたから。
早く離れなければならない。
自分が吐いた汚物の上を這いずる。匂いはしない。鼻は血で溢れているから、口で息をしている。
眼窩から、耳から、歯ぐきから、舌から、性器から、肛門から、痛みと共に血が流れている。血混じりの咳がとめどなく出る。
そんな醜態などどうでもよいのだ。離れなければ、逃げなければ、もっと根本的な何かが壊される。
ほぼ誤作動しかしない機械の腕で辛うじて岡崎の腕をつかみ、引きずる。
意識を失っている岡崎の身体は、鳩目に比して全く健全であった。
逃げなければ逃げなければ。
とろけてバラバラになりそうな肉体を蠢かす。幾度目かの強烈な吐き気。こみ上げるなんてものじゃない、胃袋も腸も全部裏返しに吐き出してしまいそうな……。

『立ちなさい♪』

すくっと鳩目が立つ。岡崎の身体が持ち上げられずりりと音を立てた。
空間の歪みは消え去り、身体の不快感も消えた。粘膜の出血も止まり、鼻に息が通るようになった。吐瀉物の匂いを嗅ぎ、また吐いてしまった。

目の前には、背の高いモンゴロイドらしき男が立っていた。
輝くほどに白いスラックスとマオカラーコート。開いた胸元から覗くシャツも白。
短く刈られた黒髪。両の手は空で、いつの間にかナイフはしまわれていた。
菩薩のような笑みで鳩目を見つめている。

見つめ合いながらたっぷり三分かけて呼吸を整えてから、鳩目は口を開いた。

「何しに来たんですか。」
「いけませんか?弟子の弟子の弟子の様子を見に来ては。」
「いけません。」

男の立っていた辺りはすっかりと掘り返され歪められ、そして凍りついていた。
これが街中であったなら、間違いなく今頃警察とアークが出張ってきている。

「いけません。」

念を押すようにもう一度、ねめ上げながら鳩目は言った。
はははは、と男は笑うだけ。

「よく鍛錬しているようではありませんか。」

男は鳩目の背後から自分の背後へと、ゆっくりと視線を流した。
前後に伸びる獣道は、雑草の一本さえ許さぬほど頑強に踏み固められている。
1年余り、鳩目が早朝の鍛錬に用い続けた道だ。

「だが役には立たなそうです。」

一応、アクセス・ファンタズムを起動し装備を装着する。手にした銃を、男に向ける気はしなかった。

「あれは僕の力ではないんですけどね。」

困ったように眉根を顰め肩を竦めた男には、しかし反省の色は見えない。

「まともに顕現することが出来ないもので、立場上。とても面倒ですよ。」
「ご自分の世界に居らっしゃればいいではありませんか。」
「偶には羽を伸ばしたいのです。
それより、臭くて敵いませんね。」

言うが早いか、男の姿が霞んで、強い風が吹いた。
風がやみ男の姿が明確な物に戻ると、汚物も血液も消え去っていた。

「流石の手際で。」
「本職(プロ)ですから♪」

鳩目の皮肉もどこ吹く風で、男は笑う。
プロも糞もあるまいが。貴様は、時も空間も関係の無い、悪魔であろうが。
アザーバイドでもミラーミスですらない、「上異世界」でなく「外異世界」の魔物。
階層世界を横から見ることのできる、しかしそこに住むことも干渉することもできない全能で無力な数多の神の一柱。

「早くお帰り願えますか。」
「いやあもうちょっと観光をですね、」
「おやおやおやおやおやあ?」

間の抜けた声に男と鳩目の視線が一点に集まる。
岡崎時生が息を吹き返していた。
カメラに手早く三脚を付けると山道に設置。倒れる。設置。倒れる。繰り返すこと三回、なんとか安定したカメラを男の方に向けスイッチを入れる。

「下山する方に出会ってしまいましたよこれ。」
「やあ、どうも♪」
「あなたも修験者で?」
「似たようなものですね♪」

誰が修験者だ、と鳩目に突っ込む隙は無かった。

「いつもー、こちらで修業してらっしゃる。」
「いやいや、今日はたまたまですよ。」
「あーそおーなんですか?あばちゃんあばちゃん、こちらの人知ってる?」

岡崎が手招きする。鳩目はとても深いため息を吐いて、重い足取りで岡崎の隣に並んだ。

「たまに、お見かけします。」
「知り合いとかではないんですね?」
「僕はよく知ってるんですけどねー。鳩目さんは覚えてくれてないみたい。」
「あら、そら酷いわー。酷いよあばちゃん。」
「……鍛錬している時は、夢中なもんで。」

余計なことを言うな、という視線を男は笑顔で受け流す。

「ああー、ごめんなさい、自己紹介忘れてました。
僕岡崎と言います。ザキオカ!と呼んでください!!」
「ああ、もしやと思ったがあなたがザキオカさん。
知ってます知ってます。」
「知ってる?知ってる!?いやあうれしいねえー。
今回ちょっとロケをやってまして。アークのリベリスタである鳩目さんのね、
朝の鍛錬を特集しようと。」
「ほうほう。」
「これがねーきつくてねー。で、カメラ背負ってですから僕。」
「あのザキオカさん、一般人にリベリスタとか言ってもわかりませんから。」
「ああ、僕一般人じゃないから大丈夫ですよ、これでもその筋の人間です♪」

だからお前は余計なことを言うな!
鳩目の視線は強まっても尚、この男には通じない。

「だってさー。よかったじゃん。」

岡崎は自分の不注意を反省するそぶりもない。

「ああーそうだ!お名前をお伺いしても?」

マイクを向けられた男は、カメラ目線で応えた。

「筧次郎と言います♪」
以上……。」

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