Merciless Eviction

「憎しみに理由はある。だが説明したところで許してはくれまい。だから何も知らず不本意に死ね!

こんばんは鳩です……。

さてさて妄想バロックナイトイクリプス……。

Dregs of Sorrow

​「君達には、Eフォースの討伐とE能力者の鎮圧をお願いしたい。」

フォーチュナの個性に果たして意味があるのだろうか、と鳩目・ラプラース・あばたはぼんやりしながら首を回す。

「場所は研究施設、だったところだ。研究対象は、『強い思念を持った人間の革醒』。
 君達も心当たりがあると思うけど、E能力者は強い思いを持つことでより強力な力を発揮することがしばしばある。強く心に誓うことで精神攻撃を耐えたり、強い意志の力でフェイトと引き換えに奇跡を起こしたりね……。
 そこで行われている実験は、意図的に強い意志を持った人間を作り出し彼らを革醒させてデータを取るという内容だ。
 仕組みはごく簡単。増殖性革醒現象を引き起こすアーティファクトを中央において、その周囲に拉致してきた人たちをカプセルに入れて安置しておくだけ。
 ただしその人たちは脳手術を受けている。意図的に理性を奪ったり、一部の記憶を削ったり……怒りとか悲しみとか、そういう強い感情だけを常に発揮できるようにこう、サクサクっとね。
 で、革醒した個体が発生したら、その様子を遠隔のカメラや体中に取り付けたセンサーで取得して、焼き殺す。
 仕組みは電子レンジと似てるね。勿論エリューションを殺せるわけだからアーティファクトな訳だけど。
 万一それで殺しきれなかった場合も研究施設ごと爆破して放棄することで最悪の事態は防げるようにしていた。
 ところが、マーフィーの法則と言うのかな、えてして最悪とは想定を超えるものらしくてね。完全に破壊された施設から、生き残りがでちゃったんだ。
 その一人がフェイトを得たE能力者。
 頭部と、あと手足が金属化したメタルフレームでね。革醒の際に何と削られた脳細胞が回復してしまったんだ。それで、極めて沈着冷静な精神を持つに至ってね。自分の体に接続されたセンサーを千切り、カプセルを開けて出てしまった。
 そこで事態を知った研究者たちは即座に施設を爆破して放棄した。んだけど……。
 潰されて死んだ人間の思念が革醒してしまったんだ。これが二体目。
 電子レンジ的なアーティファクトが近くにあったせいかどうかはわからないが、こいつはプラズマ状のEフォース。こっちはフェイトがない。同乗余地なく倒すしかないんだが、プラズマで出来ているせいか物理攻撃が一切効かない。麻痺や呪縛も受け付けないし、燃えたり凍ったりもしない。
 というわけで、君達にはこの二体の鎮圧をお願いする。」

鳩目は紙の資料に目を通すと、フォーチュナの声が止まったことだけを確認してブリーフィングルームを出た。

—-
リリ・シュヴァイヤーが鳩目・ラプラース・あばたの部屋を訪れるのは二度目である。

「というわけでお願いいたします。」
「……はあ。」
「いやはや、現役のシスターならば安心ですよとても安心。はい。」
「はあ。」

依頼の為に家を留守にする鳩目が家政婦として白羽の矢を立てたのがリリ。

「サンダーもあなたのことを面白がっていましてね、ぜひお願いしたかったのです。」
「面白がって……。」

一週間以上前から丁重にアポイントメントを取られ、報酬の交渉も交わした上ではリリに逃げ場もない。『うちの教会で預かる』という案も出したが、ホームシックが心配だと具体例と体験談まで出されては、腹芸の不器用なリリには太刀打ちできなかった。

「では行ってまいります。ご飯については作り置きがありますのでそれを適宜。」
「鳩目様って料理なさるんですね。」
「出来あいばかり食わせるのは流石に心が痛んでね。最近勉強し始めました。」

その言葉は真実だろう。
リリは、鳩目・ラプラース・あばたが嘘を嫌う類の人間であることをなんとなく知っていた。
刺々しい、生々しい言葉を頻繁に使うのも、心に嘘を吐くことを半ば生理的に嫌うからこその偽悪的な仕草に近いこともなんとなく。

「サンダー、シュヴァイヤー様を困らせてはいけませんよ。」
「はい。」

サンダーと呼ばれた少女は頷いて応えた。

「行ってきます。」
「行ってらっしゃいませ。」
「行ってらっしゃい。」

リリとサンダーとの見送りを背に、鳩目は扉を閉じた。

「さて……サンダーちゃん、宿題は?」
「今日のはもう終わった。」
「そうですか。じゃあご飯までにはまだ時間がありますし……。」
「バイタのお姉ちゃん、遊ぼう!」
「売女じゃありません!」

言うが早いかサンダーは鳩目の居室に飛び込んで、引き出しを開けた。
取り出だしたるはディルドーとローター。

「ママが、お姉ちゃんはこれで遊ぶのが得意って聞いた。」
「鳩目様ぁーーーーー!!!!」

以上……。」
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