Epic

「誰もお前を許すものか。誰か許す者が出たとしてもそいつのことをわたしが許さん。

こんばんは鳩です……。

……妄想バロックナイトイクリプス。

Flashback
​鳩目・あばたの持つ銃は異常であった。
右手に持つ物はオートマチック拳銃をこれでもかと長大化したものである。
太く頑強な弾丸を撃ちだすため銃身は百科事典のように分厚くなり、弾道をぶらさぬためバレルは1mを優に超す長さである。
左手に持つ物は機銃を更に凶悪化したものである。
給弾ベルトが背負った背嚢に繋がっており、アンチマテリアルライフルより更に長い銃身がそれを吐きだすため備わっている。

「生き証人というのは自分の体験とそれによって刻み込まれた強固な価値観を元に発言する極めて主観主義的な人物です。

 歴史を語るには不足だ。
 つまるところ、当事者も気にする者も全て死に、忘れ去られて始めて歴史として扱えるということです。」

近代現代は語るに及ばず。彼女はそう言った。

古びた過去よりも、寧ろ色あせぬ記憶の方が、改竄される動機に溢れていると。

「だから、わたしがここで行ったことは、暫くは見当違いで深読み過ぎる解釈がまかり通るのでしょう。
 わたしが殺した人間の数も、実際より多く見積もられるのでしょう。」

鳩目は溜息をついた。
異能力者(リベリスタ)の軍団を前にして。

「だからあなた方の証言には初めから期待しておりません。
 もう、手記は書きあげました。わたしが何を思い、何を考え、何のためにこのようなことをしたのか。
 全て書きあげました。
 もうすぐネットに上がるよう、手筈をしています。
 だから。
 あなた方は。

 安心して、死ね。」

鳩目が右手の銃の引き金を引けば、円筒形に空間が削り取られ、それから衝撃波と爆音が当たりに満ちた。
音より早い虐殺(ジェノサイレント)。
それは文字通り数秒の沈黙をもたらし、そして怒号を呼び寄せた。
鳩目はわらいながら、左の引き金を引いた。フルオートで。
以上……。」

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