Reality Smasher

「お前が生まれたという人類史の汚点をせめて自決することで雪いだらどうだ。

こんばんは、鳩です……。

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完成原稿
●美術室ページ
http://tw5.jp/gallery/?id=40172
http://tw5.jp/gallery/?id=40173
http://tw5.jp/gallery/?id=40174

●直接リンク




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●商品確認
作家:弥音
商品:3点セット

●発注オプション
なし

●発注文章
【顔アイコン:普通】
全体のイメージ:女子プロレスラーの忍者
降魔拳士の螺旋忍者ということで、体術を中心に戦う忍者です。
鉄拳タッグトーナメント2のジェイシーのような露出度の高いレオタードに忍者めいた網、アイテムなどが盛られています。
「プロレスで忍者でセクシーだ!」ということが一目で分かれば、意匠の仔細は問いません。

体型など:引きしまっており手足は筋肉太りしています。
筋肉質ながらもバストとヒップはかなり大きめ。これは美容整形によるものなので嘘臭くなっても構いません。
角と羽は参照画像と同じものを。

装備:両手にバトルガントレットを装備しています。刃が備わっている斬撃が可能なデザインでお願いします。
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これは『ケルベロスブレイド』のイラストです。使用権は鳩、著作権は弥音、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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弥音様、ありがとうございました……。

はい、エロス一直線で発注したものです。
嘘。実はややルチャドーラめいたものも期待していました。マスクとか。
この子は深いこと考えずに作った分色んなものが寄せ集めになっておりまして、

・技術体系の基礎は忍術
・使う技は派手なプロレス技
・でも鉄拳でぶん殴るのが好き

というまあ迷走した戦闘スタイルになっております。それに対魔忍なエロスを追加して無理やり混ぜたら何かいいものができないかな、ということも期待して、プロにお任せしてみました。

結果。

レオタードエロし!対魔忍と直接指定はしませんでしたが、コスチュームとその露出度はほぼ意図通り。ありがとうございます。ありがとうございます!
ブーツ、レオタ、網。完璧です。
両手のガントレットもどことなく和風鎧めいていて、ニンジャニンジャしてます。
そしてエセニンジャといえば謎のマフラー。
全体的にどう見てもプロレスラーの……ニンジャ!素晴らしい。
細かいところに目を凝らすと、両乳にリボンの意匠。レオタードの胸の部分を吊っているストラップの先端部分がオッシャレー!になっているのですね!
腰もそれとなく和服の帯めいています。
色調は派手で妖艶な赤桃紫色で統一されており、エロい。28歳という年齢相応の、落ち着きすぎず明るすぎない素敵なカラーチョイス。
胴の部分はあえて純白なのもコントラストがあってGoodです。
ここまで完成度が高く工夫が凝らされたデザインをお出しされたなら、感謝の言葉よりほかに返す言葉がありません。あ、そういうときのためにファンレター制度があるのか。まだ送ってません。今送った。

筋肉も手足ともにみちっとしていて、密度が伝わってくるよい描写です。
筋肉の描写は得意でない方も結構いらっしゃるようで、かつあまり開拓されていない分野なのか上手く描ける方同士でも表現方法もまちまちだったりするのですが、これはかなりOK。
女性らしいエロさの残るギリギリのラインでとても良いものです。
あと鼠蹊部!鼠蹊部!!

発注ミスったな、というのがいくつか。
まず、イメージはほぼ完全新規にするべきでした。
以前いただいた全身図
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これは『ケルベロスブレイド』のイラストです。使用権は鳩、著作権はjenny、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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のイメージを壊したくないという思考が働いたのですが、それはあまりよくありませんでした。
というのも、jenny様に発注しきれなかった部分を埋めて頂くことも今回の発注理由の一つだったからです。

その埋めて頂きたかった部分とは、顔。
もっと言えば、「幼さ」です。以前書いたエントリではjenny様の作品に対し「エロいというより可愛い」と書きました
折角ほかの方に3点セットを発注できたのですから、パトリシア・バランの別の在り方を表現してもらうということで、明確に「大人っぽい顔に」とお願いするのもあり得たのです。
が、一方でjenny様に作っていただいた初期イメージから剥離することを恐れる考えも働き、今回はあえてそのように指定はしませんでした。
不満点があったにもかかわらずそれを改善するチャンスを逸した(それも意図して!)のは愚かな判断です。
頭身がやや低く見えるのもおそらくその可愛い感じの顔に引っ張られて描かれたからではないかと勝手に推測しております。

あとはポーズ指定。
これも以前のエントリでの反省点だったのですが、指定しませんでした。ミス。
これは単に鳩の怠慢です。ポーズってかなり印象が大きなものなので、抽象的にでも指定しておかないと全体の想定イメージと大きく違ってきちゃうのですよね。
なのにそこをすっかり忘れて怠ってしまいました。
発注内容に対してお出しされたこのイラストそのものには不満はなく極めて妥当、それ以上の出来だと思うのですが、一方で、発注時点で鳩の頭の中にあったパトリシア・バランニンジャフォームイメージとはやはり異なるものです。
そこは何としてでも言語化して発注内容に含めるべきでした。
発注においては「鳩自身のセンスよりイラストレーターのセンスの方が優れているに決まっているから自由にしてもらった方がいい」ということを重視しているのですが(そして服飾においては今回それは全く最高な結果をもたらしたのですが)、そもそも発注とはわがままを強いるものです。
「イラストレーターの負荷になってはいけないから」「発注を忠実に実現していただいた結果変なセンスのものが出来上がるのは自分のセンスの悪さを見せられたみたいで辛いから」と主張を抑えるのは健全な態度とはいいがたいものです。信頼してお願いするからこそイメージを出来うる限り伝え、そのうえで任せていい部位を明確にし、結果を受け入れるのがあるべき姿というもの。
というわけで次回イラスト発注時には必ずもっとイメージを伝えるようにします。
どんなイメージを想定していたかは、次回のお楽しみということで。

とりあえず、おっぱいはいくら大きく描いてもよい。
ありがとうございました……。

さて、妄想ケルベロスブレイド……。

Butcher of truth
殺すつもりがないなんて信じられなかった。
若頭が運転する車に乗り込んだ時から、嫌な予感はしていた。
手合わせをしましょう、と言われれば下っ端である自分に断る権利は無く。しかし、ケルベロスとしてそこそこ仕事をするようになった今ならば、ある程度は噛みつけると思っていたのだ。あるいは、バンの後部に積まれていた機関銃の銃撃から逃げるぐらいならできると。
しかし実際のところ、一切の対応は不可能だった。
40kg近い銃を片手で持ち上げ拳銃のように振るい、超音速弾丸毎分数百発という連射の反動を軽々と受け止める若頭の身体能力はとても「彼女」の及ぶところではなかった。多少回避のような動きはしたものの、弾丸の速さと、そしてそれを扱う若頭自身の脚の速さにはまるで敵うことなく。

異能者『ケルベロス』、パトリシア・バラン・瀬田は、無様に地面に転がされ続けた。

「どうです、人間の兵器も侮ったものではないでしょう♪」

若頭の声が聞こえる。
ケルベロスは、グラビティと呼ばれる異能によってしかダメージを受けない。それ以外の如何なるものもケルベロスを殺すことはできない。
しかし、物理法則から完全に解き放たれているわけではない。肉に食い込むことのない弾頭は運動エネルギーを彼女の肉体に余すことなく伝え、突き飛ばし続けた。
パトリシアは静かに立ち埃を払う。

「……デモ、ワタシは無傷デス。」
「そうですね。」

豊満な胸を張って見せるも、若頭は動揺するそぶりを見せない。

「しかし、あなたは倒れ続けた。ということは、人間の英知は、少なくともケルベロスを無力化するだけの場所には届いているということです。
このように転がし続けるだけでなく、例えば、強靭な檻に監禁するとか、地中深くに埋めるとか。宇宙まで飛んでもらうのもありですね。殺せずとも無力化はできる。」
「人間が、ワタシ達と戦うと?」
「うーん。そうじゃないんですよ。」

若頭は大げさに眉を顰めると腕組みして歩き始める。十秒ほど思案したのち、右手に持っていた機関銃をパトリシアに手渡した。

「撃ってみてください。」
「……アナタを?」
「僕を♪」
「……。」

伏せ気味の顔から若頭が上目遣いでパトリシアの目を見つめる。その目を睨みつけながら、パトリシアは機関銃を地に据え付け、狙いをつけた。

「イキマス。」
「どうぞ。」

引き金を引く。けたたましい発射音が山のかなたまで木霊した。一発一発の反動が銃を支える肩にのしかかる。
にも関わらず、若頭は硝煙の中にニヤついた笑みのまま立っていた。

「……?」

銃撃をやめて目を凝らしても、若頭には弾頭が食い込んだ後もないし何かのトリックの痕跡も見えない。
撃って、手を止め。3度ほど確かめてみたが、弾丸は確かに射出され、その上で男は何事もなく立っている。

「……どういう、ことデショウ?」

若頭は待ってましたとばかりに笑みを深め、自分の胸の前あたりに視線を向けた。パトリシアもその空間を見つめる。
そこに、虹色に明滅する球体が生じた。
球体の表面は結晶のような無機的な質感から肉のような有機的質感へと絶えず変化しながらその場に浮いている。

「四次元です。」
「Ha?」
「一つ一つ説明しましょう。
まず、僕らの身体能力は極めて高度です。超音速程度の弾丸なんて止まっているように見える。光すら、僕らより遅い。
次に、僕らは次元を超越する力を持っています。この世界を俯瞰できる力をね。3次元世界を俯瞰するわけですから、要するにそれより高い次元にいると。
そうするとですね。飛んできた弾丸の弾道に対して次元の穴をちょいと開けておくと。そしたら弾頭はどこともわからぬ場所へ飛んでいって。それで僕は無傷というわけです。」
「ハァ。」

つまり、どうやら蠢く球体は別次元の断片であるらしい。おとぎ話にしか聞こえないけど。

「あなたは弱い、ということです。
弾丸を見切ることもできず、無効化することもできない。もちろん今はそれで全く構いませんが、いずれはその程度ではお話にならなくなる。
あなたはケルベロスである以前に、僕らの仲間なのだから。」
「……エエ?」

ワタシはブラジルで生まれたサキュバスだ。訓練のためと言われてこの若頭の属する忍者の里に来たに過ぎない。食客ではなく一忍者として所属させられてはいるが、ワタシはワタシだ。『あなたたち』ではない。超次元の力を使うような、『あなたたち』では。

「今はそれでいいんです。
でもいずれは知ることになるでしょう。物語が終わった後、それでも尚生きることを望むならば。
必然的にこれに気づく。
でも、出来れば今のうちに知っておいてほしかったんですよ。」

球体が徐々に大きくなり、それはあふれかえる触手を伸ばし、空間を格子状の結晶で埋めていき。

「僕らは、いや、誰も。生まれを決めることだけは出来ませんから。」

虹色の肉と機械が、パトリシアの肉体を包み込んだ。

「ハッ!」

目覚める。ベッドの感触。天井。枕元の時計。テレビと棚。
現実。
眠っていたのか、ワタシは。いつからだっけ。どんな夢を見たのだっけ。何か得体のしれないものに包まれる恐怖で目覚めたのは、覚えているのだけど。
山奥。若頭。機関銃。ああ、そうだ、そんな感じだった。
昨夜は何時ごろに眠ったんだっけ?あれ?若頭の里には行ったのだっけ?確か行ったはず。手合わせもして。一方的に負けて。機関銃は、使われたっけ?
夢と現実がごっちゃになっているのか?顔を洗えば少しはスッキリするかしら。
だるい体を無理やり起こし、ベッドから出る。
直立して歩くと意識は程なくしゃんと整った。今は現実で、これは夢じゃない。眠いけどそれは確かだ。バスルームの扉を開いて洗面所の鏡を見れば、そこにあるのは紛れもなく。
虹色に明滅するワタシの体が

以上……。

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