人生に一人

「苦しんでいる時間すら惜しいから即死しろ。

こんばんは鳩です……。

……妄想……。

Alone in the Life
最適化はヒトを幸せにしないと分かった。
一人で考え続けていると不満と不幸ばかりが募る。ヒトの脳はそのようになっている。
一人で考え続けていても満足も幸福も得られない。ヒトの脳はそのようになっている。
他人を求めないヒトは淘汰された。誰かと繋がりたがるヒトだけが生きていられる。それが生存戦略として正しかった。
わたしは一人で生きていたいのに、わたしの脳はそれでは幸福を感じない。

鳩目・ラプラース・あばたは、幼い娘の寝顔を撫でる。小学校低学年。乳幼児期のネグレクトの為か知能はよくない。それでも自分が撃ち抜いた耳の傷跡を眺めると、この子を不幸にしてはならぬという気持ちになる。
血は繋がっていない。偶然に出会ってから、クソみたいな親から半ば強引に引き離しパトロンから手を回してもらって無理やり養女に仕立て上げた。
理由は知らない。そうしたいと思ったから。
きっと、自分と同じような、親に虐げられてどうにもならなくなった哀れな様を二度と見せられたくないと思ったからだ。

何をしても叱られる。何もしなくても怒られる。そんな生活をしてきたのだとありありと見えた。
何をすることにも自信が持てず、何もしないことにすら安心できない。
不安以外を感じることのできない脳が必死に逃げ道を紡いで、漫画やネットや一人遊びに安心を感じるように回路をつなげる。それが社会性を大いに損なうことであっても。

それが分かってしまったから。自分自身の有り様だったから。見たくもない、最低の自分自身だったから。

否定し消し去ろうとして、すんでのところで辞めて頭ではなく耳を撃った。
殺したら負けだと思ったから。これを幸せな生物に矯正することこそが、本当の復讐だと思ったから。
わたしはもう憎しみでしか生きられないけれど、これはまだそんな開き直りもできやしないから。

寝息。手に感じる鼓動。生きている。幼い命。
それだけで、心が満たされる。一人酒でも一人プログラミングでも得られなかった気持ち。
そんなもの求めてはいなかったのに、与えられてしまったらもうそれなしではいられない。

供給が需要を生み出す、という言葉を何よりも体感して知った。
愛されて初めて、愛したくなるのだ。愛す喜びを知って初めて、愛されたくなるのだ。
どちらもない人生に、もう戻れない。

自分一人が望むものを得られればそれでいいと思っていた。
承認、称賛、金、酒、風呂、飯。
自分が真に望むものなど、自覚することは出来ないと知ってしまった。
学生の時代にそれを得られなかった。
カタギをやめる前にそれを知ることが出来なかった。

そんな思いをこの子にはさせない。
もう、わたしは。不幸は不幸であり、卑屈は卑屈であると、わかってしまったのだから。
そしてわたし自身は、不幸を幸福に変え、卑屈が謙虚であると変換する回路を、もう外せないのだから。

以上……。」

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